
パリの秘密
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2006年10月 |
ISBNコード |
978-4-12-003773-3
(4-12-003773-8) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 224P 22cm |
書店レビュー
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- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
数百年の時を超えてゲニウス・ロキ(地霊)が佇むパリの街。オペラ座やムーラン・ルージュはもちろん、名も無いほどのちっぽけな建物や通りにもゲニウス・ロキは居座り、なにやら秘密の物語の気配を漂わせています。お決まりのコースをはずれて、本書を手がかりに探偵気分で徘徊するのも楽しそうです。セーヌ川岸の欄干にならぶ、フランス語でブキニストと呼ばれる古本屋にパリ出身の者は少なくほとんどが農民の出なのは、天気が良くなるまで気長に待つ根気強さが必要という点で共通しているからだとか。「本屋は棚を耕す」を信条とする当店主のルーツを辿ると実はブキニストかも??
(2014年3月29日)
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商品内容
要旨 |
パリに居座るゲニウス・ロキ(地霊)は、多くの秘密を生む。ゲニウス・ロキがそこに住んだ人々の精神や感情と結びついて、不思議な混淆を成し、その混淆が有形・無形のオブジェとなって、後々まで残るのだ。パリでは、どんな無名の通りのちっぽけな建物でも、かならず秘密がある。この秘密が、遊歩者を惹きつけてやまないのである。時を超え、“フランスの達人”がすくい上げる、夢の残り香―。 |
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目次 |
エッフェル塔 |
出版社 商品紹介 |
エッフェル塔から回転木馬、モンマルトルの丘…「パリの達人」がすくい上げる、今は潰えた夢、今もいたるところに満ちる秘密。 |
おすすめコメント
エッフェル塔、モンマルトルの丘から名もなき通りの片隅まで……数百年の時を経てなお、パリに満ちる「秘密」の香り。夢の名残を追って現代と過去を行き来する、瀟洒なエッセイ集。