書店レビュー
総合おすすめ度:
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大人の流儀
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おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
もはや国民的ベストセラーとなっている「大人の流儀シリーズ」の第7弾。最新刊である。弟、そして前妻、と若くして近しい人を失った作者は、その悲しみとどうやって向き合って生きてきたのか。こみ上げる切なさをこらえつつ、どうやって次の一歩を踏み出して今日を生きているのか。週刊現代に長く連載されて、多くの読者を得ているコラムに手が加わって刊行化されたもの。特別に今回は「新社会人の流儀」として、若い人向けに書かれたメッセージが巻末におりこまれている。
じっくりと読み返してしまう。(2017年4月16日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
去りゆくものに微笑みを。切ない思いも悲しみも、やがては消える。季節は移ろい、そして新しい人とまた出逢う。 |
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目次 |
第1章 さよならは言わなかった(さよならは言わなかった |
おすすめコメント
私は二十歳代と三十歳代に別離を経験した。一人は弟であり、もう一人は前妻であった。なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。ところがそういうものと向き合っていると、やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。(まえがきより) 週刊現代誌上の連載『それがどうした』掲載のエッセイに加え、本書のために、4編の書き下ろしを収録。