月の満ち欠け
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-00-001408-3
(4-00-001408-0) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 322P 20cm |
佐藤正午待望の新刊!これは究極の愛か、恐ろしい悲劇か−
佐藤正午さんの待望の新刊は、胸がざわざわとする恋愛小説です。死んだ恋人が生まれ変わるのを信じて待ち続ける男と、なんども生まれ変わって会いにくる女。知るはずのない記憶を持つ小さな娘に翻弄される人々。繰り返す「生まれ変わり」がもたらす、いくつもの悲劇―。ひたすらに互いを求めるふたりが切なく、一方でふたりの思いに巻き込まれる人々が書かれているところに、ただロマンチックなだけではない、凄みを感じます。これは幸せな愛の物語なのだろうか、とても怖い話を読んでいるのだろうかと、せつなさとぞわりとする感覚を同時に味わって、先へ先へとページをめくる手が止まらない面白さです! |
商品内容
文学賞情報 |
2017年
第157回
直木賞受賞 |
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要旨 |
欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。第157回直木賞受賞。 |
おすすめコメント
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる――目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! 新たな代表作の誕生は、円熟の境に達した畢竟の書き下ろし。さまよえる魂の物語は戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
出版社・メーカーコメント
三人の男と一人の少女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく.この数奇なる愛の軌跡よ!