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フリーダ・カーロのざわめき

とんぼの本

出版社名 新潮社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-10-602162-6
4-10-602162-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 111P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 眉毛がつながった自画像が印象的なメキシコの女性画家フリーダ・カーロ。歌手のマドンナも大ファンでコレクターとして知られています。少女時代の病気と、事故により負った肉体的な苦痛に生涯苦しみながらも「生命万歳」ということばを遺し、この世を去った女性。壁画家の夫ディエゴ・リベラとの激しい愛。建築家イサム・ノグチをはじめ、著名人たちとの数々の情事。政治的活動。壮絶な人生と傷ついた自身を描いた生々しい作品がクローズアップされがちですが、穏やかにディエゴを抱いた絵や、猿や犬などの小動物、果実などの静物画も数多く残しています。47年という短い生涯に描いた作品に、写真や遺品を織り交ぜながら彼女の人生を辿る本書。生誕100年を祈念して、新たなフリーダ・カーロの魅力を探ってみてはいかがでしょうか。

    (2014年3月14日)

商品内容

要旨

病気と交通事故による足と背骨の痛みに苦しみつつも屈することなく、激しい恋と画業に生きた伝説の女性画家。その真実の姿に迫る。

目次

第1章 フリーダをめぐる12のざわめき
第2章 苦痛と快楽に生きた47年
第3章 永遠のフリーダ

出版社
商品紹介

病気と交通事故による足と背骨の痛みに苦しみつつも屈することなく、激しい恋と画業に生きた伝説の女性画家。その真実の姿に肉薄する。

おすすめコメント

病気と交通事故による足と背骨の痛みに苦しみつつも屈することなく、激しい恋と画業に生きた伝説の女性画家。その真実の姿に美術家モリムラ氏が肉薄する。

著者紹介

森村 泰昌 (モリムラ ヤスマサ)  
美術家。1951年大阪生まれ。京都市立芸術大学卒。高校、大学の非常勤講師を経て、1985年の「肖像(ファン・ゴッホ)」を皮切りに、写真によるセルフポートレート作品を次々に発表。「美術史シリーズ」や「女優シリーズ」で知られる。1988年、ヴェネツィア・ビエンナーレのアペルト部門に出品、国際的な注目を集める
藤森 照信 (フジモリ テルノブ)  
建築探偵・東京大学教授・工学博士。1946年長野県生まれ。東北大学、東京大学大学院卒。建築史研究の一環として1974年、東京建築探偵団を、1986年、路上観察学会を発足。1982年『明治の東京計画』(岩波書店)で毎日出版文化賞受賞。1991年、44歳にして建築家デビュー(長野県茅野市「神長守矢史料館」)。建築作品は「ニラハウス」(1997日本芸術大賞)、「熊本県立農業大学校寮」(2000日本建築学会作品賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)