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乳房はだれのものか 日本中世物語にみる性と権力

出版社名 新曜社
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-7885-1141-5
4-7885-1141-X
税込価格 3,960円
頁数・縦 366P 20cm

商品内容

要旨

結婚と出産が権力に直結していた時代に、女たちは何を信じ、何を求めて生きたか。中世の物語に描かれた女性たち(乳母、召人、女帝、女院、…)と信仰世界の斬新な読み直しを通じて、女たちの歴史に新たな展望をきり拓く。

目次

第1部 乳房はだれのものか―母の問題機制(乳房はだれのものか―欲望をめぐって
性の制度化―召人の性をめぐって
母なるものの力)
第2部 女帝が生まれるとき―女たちの信仰(宮廷物語における往生の想像力
女帝が生まれるとき―普賢十羅刹女像の構想力
女帝なるものの中世的展開)
第3部 八幡信仰の構想力(八幡神像の構想力―見えるものと見えないもの
女たちの信仰―『曾我物語』の巫女語り
再び母へ―『曾我物語』における“子”の背理)

出版社・メーカーコメント

◆目次; ;第一部乳房はだれのものか; ; 母の問題機制; ;第一章乳房はだれのものか; ; 欲望をめぐって; ;第二章性の制度化; ; 召人の性をめぐって; ;第三章母なるものの力; ;第二部女帝が生まれるとき; ; 女たちの信仰; ;第四章宮廷物語における往生の想像力; ;第五章女帝が生まれるとき; ; 普賢十羅刹女像の構想力; ;第六章女帝なるものの中世的展開; ;第三部八幡信仰の構想力; ;第七章八幡神像の構想力; ; 見えるものと見えないもの; ;第八章女たちの信仰; ; 『曾我物

著者紹介

木村 朗子 (キムラ サエコ)  
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、津田塾大学准教授。専門は、言語態分析、日本古典文学、日本文化研究、女性学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)