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心の可塑性と実在論

出版社名 紀伊国屋書店
出版年月 1986年12月
ISBNコード 978-4-314-00478-7
4-314-00478-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 244,7P 20cm

商品内容

要旨

本書は多くの点で心についての常識をおびやかし、論理的でかつ思いがけない結論を導き出す。知的に面白いゲームを楽しんだ、という読後感も与えてくれる一冊である。

目次

第1章 序論(科学的実在論の視野)
第2章 知覚の可塑性(観察述語の意味論
感覚情報の概念的利用
知覚意識の拡大
測定器具に基づく論証
いくつかの帰結)
第3章 理解の可塑性(分析的/総合的の区別
意味と理解
翻訳―いくつかの対立する見解
伝達と共約可能性
理論間還元と概念の進歩)
第4章 我々の自己概念と心/身問題(他人の心についての知識
自己知―予備的概観
P−理論の異質性
心/身問題
内観的意識の拡張)
第5章 文による認識論と認識機関についての自然科学(規範的認識論―問題状況の展望
正統認識論における文の運動学
連続性―初期段階の問題
ISAアプローチの貧困
他の地平)

著者紹介

チャーチランド,ポール・M. (チャーチランド,ポールM.)   Churchland,Paul M.
1942年生まれ。ピッツバーグ大学で学ぶ。カナダのマニトバ大学を経て、現在はカリフォルニア大学教授(哲学)。今日の脳科学と哲学の接点を追及する哲学者として知られる
村上 陽一郎 (ムラカミ ヨウイチロウ)  
1936年生まれ。1962年東京大学教養学部卒。現在、国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授
信原 幸弘 (ノブハラ ユキヒロ)  
1954年生まれ。1977年東京大学教養学部卒。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授
小林 傳司 (コバヤシ タダシ)  
1954年生まれ。1978年京都大学理学部卒。現在、大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)