
石原吉郎詩文集
講談社文芸文庫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2005年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-198409-7
(4-06-198409-8) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 307P 16cm |
商品内容
要旨 |
詩とは「書くまい」とする衝動であり、詩の言葉は、沈黙を語るための言葉、沈黙するための言葉である―敗戦後、八年におよぶ苛酷な労働と飢餓のソ連徒刑体験は、被害者意識や告発をも超克した「沈黙の詩学」をもたらし、失語の一歩手前で踏みとどまろうとする意志は、思索的で静謐な詩の世界に強度を与えた。この単独者の稀有なる魂の軌跡を、詩、批評、ノートの三部構成でたどる。 |
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目次 |
詩の定義 |
おすすめコメント
詩とは「書くまい」とする衝動であり、詩の言葉は、沈黙を語るための言葉、沈黙するための言葉である――敗戦後、8年におよぶ苛酷な労働と飢餓のソ連徒刑体験は、被害者意識や告発をも超克した<沈黙の詩学>をもたらし、失語の一歩手前で踏みとどまろうとする意志は、思索的で静謐な詩の世界に強度を与えた。この単独者の稀有なる魂の軌跡を、詩、批評、ノートの三部構成でたどる。
出版社・メーカーコメント
沈黙するための詩を追究した単独者の魂の書敗戦後、8年におよぶ過酷な労働と飢餓のソ連徒刑体験を、告発とは対極の寂寥の中で、不条理の自由として思索した詩人。その静謐な世界を詩、評論、ノートで構成