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昭和史の怪物たち

文春新書 333

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-16-660333-6
4-16-660333-7
税込価格 748円
頁数・縦 185P 18cm

商品内容

要旨

昭和戦前期は複雑怪奇な時代であった。野心で膨れあがった政治家や軍人たちが権謀術数をめぐらし、クーデタ騒ぎも絶えなかった。その動乱の渦のなかで派手に動きまわりながら、いまは何故か忘れられている三人の「怪物」がいる。森恪、久原房之助、宇垣一成である。この三人がいなかったとしたら、大日本帝国終末期二十年の様相はまったく変わっていただろうと言っても過言ではない。歴史を作るのは人間だということを再確認させるノンフィクション。

目次

森恪―昭和動乱の点火者(五・一五事件当夜の怪
正式には「つとむ」
中国革命と三井財閥 ほか)
久原房之助―先読みの怪物(銅山王、政界に登場
叔父・藤田伝三郎
財閥への道 ほか)
宇垣一成―挫折と自信の野心家(近衛内閣外務大臣
日中和平交渉の段どり
軍部の妨害 ほか)

著者紹介

畠山 武 (ハタケヤマ タケシ)  
1924年、宮城県気仙沼市生まれ。東京大学法学部卒業後、49年、朝日新聞社入社。政治部長、調査研究室長、電波総務などを歴任し、83年、北海道テレビ放送社長。のちに会長、相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)