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パワー・オブ・ザ・ドッグ

角川文庫 サ5−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-04-109655-0
4-04-109655-3
税込価格 968円
頁数・縦 350P 15cm

商品内容

要旨

狂騒の1920年代、モンタナ州。快活で賢い兄フィルと地味な弟ジョージは牧場を共同経営する裕福な兄弟だ。しかしジョージの前に不幸な初婚を経たローズが現れ、二人が結婚したことで、家族に亀裂が入ってゆく。露わになる本心、剥き出しになる人間の弱さ、立ちはだかる西部の論理。そして物語は、衝撃の結末を迎える―。美しい大自然のなか、社会に潜む飲酒の害や人種、同性愛への差別に斬り込み、絶賛を得た幻の名作。

出版社・メーカーコメント

ベネディクト・カンバーバッチ主演映像化作。衝撃のラスト4行に驚愕!1920年代、モンタナ。完璧な兄と朴訥な弟は、牧場を共同経営し、裕福に暮らしていた。しかし弟が結婚、次第に家族のタブーが露わになっていく。本邦未発表の名作、初訳。

著者紹介

サヴェージ,トーマス (サヴェージ,トーマス)   Savage,Thomas
1915年、米国ユタ州ソルトレークシティー生まれ。モンタナ大学で創作や執筆を学んだあと、37年に東部メイン州のコルビー大学に入学。在学中にモンタナ大学時代の恩師の娘で同じ小説家となるエリザベス・フィッツジェラルドと結婚。大学卒業後は、家計維持のために保険調査員や配管工の助手、溶接工、鉄道の制動手などの仕事をしながら、執筆。44年に処女小説『The Pass』を刊行した後、マサチューセッツ州のサフォーク大学やブランダイス大学などで教鞭を執りつつ、50年代半ばから執筆活動に軸足を移した。89年には、最後の作品『The Corner of Rife and Pacific』がPEN/フォークナー賞の最終候補作となったほか、太平洋岸北西部書店協会賞を受賞。2003年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)