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脳死の人 生命学の視点から

出版社名 東京書籍
出版年月 1989年3月
ISBNコード 978-4-487-75218-8
4-487-75218-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

「脳死の倫理問題」とは本当のところ、いったい何なのでしょう?私は、「脳死の倫理問題」の本質は、脳死になった人とそれを取り巻く人の、人と人との関わり方の問題であると考えます。脳死を追求してゆくと、そこには現代社会の抱えるさまざまな問題、たとえば現代社会の効率性、現代医療の部分主義、医師の啓蒙観などが、じつにクリアーに見えてきます。

目次

1章 脳死とは人と人との関わり方である
2章 集中治療室とはどのような場所か
3章 臓器移植の光と影
4章 脳死身体の各種利用とは何か
5章 私の死と他者の死
6章 現代医療の部分主義について
7章 効率性とかけがえのなさ
対談 脳死と臓器移植の本当の問題(杉本健郎・森岡正博)