
四度目の氷河期
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2006年9月 |
ISBNコード |
978-4-10-468903-3
(4-10-468903-3) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 459P 20cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
中年世代ための悲哀小説の書き手として、読者から絶大な支持を受けている著者の荻原浩氏。今回はこれまでとは趣を異にした、17歳の男子高校生を主人公とした青春小説を手がけた。「最近、自分の子どもたちや同世代の友人なんかを見ていると、やっぱりみんなもがいているんですよね・・・結局いくつになっても、『自分は一体何者なのか』という問いからは逃れられないんじゃないか」と思ったことが執筆のきっかけとなったという。本作は、思考も行動も子どもの視点で描かれている。著者が子どものころの衝動を思い出しながら、ワタルという一個の人格を大事に見守って物語を綴ったように、われわれも過去に思いを馳せることで自身のアイデンティティを見つめなおすきっかけとなる1冊である。 (のり)
(2008年2月7日)
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商品内容
要旨 |
人生を語るには、早すぎるなんて言わせない。ぼくは今日から、トクベツな子どもになることにした―何をやっても、みんなと同じに出来ないワタルは、ある日死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。その瞬間から、少年の孤独なサバイバルゲームは始まった。「自分」を生きるため、本当に大切なことって何?『明日の記憶』の著者が描く、今ここにいることの奇跡。感動青春大作。17歳の哀しみと温もりが、いま鮮やかに甦る。 |
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おすすめコメント
フツーなんかじゃ、この世界を生き抜けない。著者初の感動青春小説。ぼくは今日から、トクベツな子どもになることにした――何をやっても、みんなと同じに出来ないワタルは、ある日、死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。その瞬間から、ワタルの孤独なサバイバルゲームが始まった。「自分」を生きるため、本当に大切なことって何? 『明日の記憶』の著者が描いた、今ここにいることの奇跡。17年と11カ月の物語。