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猫とウサギと龍の本 松浦寿輝童話集

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年12月
ISBNコード 978-4-12-005973-5
4-12-005973-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 141P 19cm

商品内容

要旨

ぼくは役立たず猫なんかじゃない!一生勤める気でいた図書館を追い出されたブチ猫は…。『川の光』著者が若き日に紡いだ“出発”をめぐる珠玉の4篇。

出版社・メーカーコメント

【「川の光」著者が若き日に紡いだ、小さな生き物と本をめぐる4つの物語】「ウサギの本」ある日帰宅すると、年とったウサギが私のアパートの押入れの中で古本屋を店開きしていた……「猫の本」図書館に勤めるブチ猫は引っ込み思案で対猫関係に悩む日々……「龍の本」屋根裏に住むハムスターは宿主の「先生」が外出すると、そろりそろりと部屋に降りてきて、『龍の本』を繙くことに至上の喜びを感じており……「あやとり」東京に焼夷弾の降ったその日、仔猫兄弟は川辺で震えながら異常な光に打たれていた……〈イラスト〉庄野ナホコ

著者紹介

松浦 寿輝 (マツウラ ヒサキ)  
1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。評論『明治の表象空間』(毎日芸術賞特別賞)、小説『花腐し』(芥川賞)、『半島』(読売文学賞)、『名誉と恍惚』(谷崎潤一郎賞、ドゥマゴ文学賞)、『人外』(野間文芸賞)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)