• 本

平成史

出版社名 小学館
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-09-389776-1
4-09-389776-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 446P 19cm

商品内容

要旨

バブル崩壊、オウム真理教テロ、福島原発事故。何が起きたか。なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。

目次

第1章 バブル崩壊と55年体制の終焉―平成元年→6年(1989年‐1994年)
第2章 オウム真理教がいざなう千年に一度の大世紀末―平成7年→11年(1995年‐1999年)
第3章 小泉劇場、熱狂の果てに―平成12年→17年(2000年‐2005年)
第4章 「美しい国」に住む絶望のワーキングプアたち―平成18年→20年(2006年‐2008年)
第5章 「3・11」は日本人を変えたのか―平成21年→24年(2009年‐2012年)
第6章 帰ってきた安倍晋三、そして戦後70年―平成25年→27年(2013年‐2015年)
第7章 天皇は何と戦っていたのか―平成28年→31年(2016年‐2019年)

出版社・メーカーコメント

「平成の謎解き」はこの一冊で十分!福島原発事故(11年)の予兆は、JCO臨界事故(99年)にあり。日本の「右傾化」は、PKO協力法(92年)から始まった。バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場、安倍一強ほか、あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた−−。同時代に生きる作家・佐藤優氏と慶應大教授・片山杜秀氏が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。【本書内容】モスクワから見た狂騒ニッポン/バブル崩壊でファミレス進化宮崎勤事件と仮想現実/麻原彰晃作曲の大交響曲神の手とSTAP細胞/小泉訪朝は失敗ホリエモンは何者?/血の五輪/「逃げ恥」と冬彦さん朝日新聞と旧陸軍の共通点/安倍談話は「戦後レジーム」追認親子二代で完結させた天皇「人間宣言」ローカルルール消滅と企業不祥事・・・■平成を読み解くブック&シネマリストも収録ユダヤ教に伝わるカバラの知恵という論理がある。光が収められた壺がある。だが時間が経つと壺にひびが入る。そこで新しい壺を用意する必要がある。入れ替えに失敗すると光は二度と元に戻らない。ここでいう光とは、日本固有の文化であり、国体であり、あるいは天皇なのかもしれない――佐藤優平成は、それなりに生きてゆくにはとりあえず充分という極相に達して「坂の上の雲」ならぬ「坂の上の平原」といえる。もっと成り上がりたいという気持ちはないが、墜ちることへの恐怖は強い――片山杜秀

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
1960年、東京都生まれ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館などを経て、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受けた。主な著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅賞)など
片山 杜秀 (カタヤマ モリヒデ)  
1963年、宮城県生まれ。思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は近代政治思想史、政治文化論。音楽評論家としても定評がある。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(この2冊で吉田秀和賞、サントリー学芸賞)、『未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命』(司馬遼太郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)