名誉と恍惚
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2017年3月 |
ISBNコード |
978-4-10-471703-3
(4-10-471703-7) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 765P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2017年
第27回
Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞 |
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要旨 |
日中戦争のさなか、上海の工部局に勤める日本人警官・芹沢は、陸軍参謀本部の嘉山と青幇の頭目・蕭炎彬との面会を仲介したことから、警察を追われることとなり、苦難に満ちた潜伏生活を余儀なくされる…。祖国に捨てられ、自らの名前を捨てた男に生き延びる術は残されているのか。 |
おすすめコメント
ふるさとなんかどこにもないが、生きてやる。おれの名誉と恍惚はそこにある。日中戦争のさなか、上海の工部局に勤める日本人警官・芹沢は、陸軍参謀本部の嘉山と青幇の頭目・蕭炎彬との面会を仲介したことから、警察を追われることとなり、苦難に満ちた潜伏生活を余儀なくされる……。祖国に捨てられ、自らの名前を捨てた男に生き延びる術は残されているのか。千三百枚にも及ぶ著者渾身の傑作長編。