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失われた未来を求めて

出版社名 大和書房
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-479-39381-8
4-479-39381-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 343P 19cm

商品内容

要旨

カウンターカルチャーとサイケデリクスの可能性を呼び覚まし格差、分断、鬱病が常態化した世界の変容を志す。新たな未来の始まりに向けた“覚醒”のために。

目次

1 資本主義リアリズムと失われた未来(未来の誕生と喪失
資本主義リアリズムの起源
未来を幻視する―失われた連帯のために
カウンターカルチャーの亡霊―祓われた六〇年代)
2 アシッド・コミュニズム―再魔術化と反脱魔術化(マーク・フィッシャーと再魔術化する世界
近代からの逃走―スイスに胚胎したカウンター思想の源流
LSDと知覚の扉―帰郷、あるいは自己変容による革命
霊的資本主義―スピリチュアル、自己啓発、スマートドラッグ)
3 変性する世界(反知性主義の起源を求めて―大覚醒、食物中毒、集団幻想
峰起を生きる―カント、フーコー、フィッシャー
議事堂の中のシャーマン―虚構の時代の陰謀論
可塑的な〈世界〉へ―資本主義リアリズムからの解放)
4 共同体と陶酔―反脱魔術化の身体に星が降るとき(否定と治癒―逸脱者たちの目覚め
痙攣する身体
鏡の牢獄―既知と自己の乱反射
それでも未来は長く続く)

出版社・メーカーコメント

『ニック・ランドと新反動主義』『ダークウェブ・アンダーグラウンド』『闇の自己啓発』など、いま最注目の文筆家による約3年ぶりの単著! 資本主義の〈外部〉を見据えアリスのようにウサギの穴から落ちること?? カール・マルクス、サイバーシン計画、L S D、反知性主義、再魔術化、そしてアシッド・コミュニズム。過去と現在を行き来し、亡霊のように彷徨う〈ありえた未来〉を幻視する旅は、やがて60年代サイケデリクスとカウンターカルチャーの可能性を再び蘇らせる。世界の変容を志す新たな覚醒のために捧げる16篇。

著者紹介

木澤 佐登志 (キザワ サトシ)  
1988年生まれ。文筆家。思想、ポップカルチャー、アングラカルチャーの諸相を領域横断的に分析、執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)