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刺青絵師毛利清二 刺青部屋から覗いた日本映画秘史

出版社名 青土社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-7917-7691-7
4-7917-7691-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 247,14P 19cm

商品内容

要旨

東映の映画やドラマで鮮烈な印象を残す刺青の数々。その影には「刺青絵師」と呼ばれる職人の存在があった。京都撮影所の一角に構えた「刺青部屋」で名だたる俳優の肌に向き合い、80歳まで絵筆を振るいつづけたパイオニアが、自らの仕事を余すところなく語る。

目次

第一章 刺青を描く、映画をつくる―俳優に刺青を描く方法(第一回のインタビュー点描
刺青を描く
図案を決めるのは私 ほか)
第二章 俳優と生きる、撮影所を生きる―スターたちとの交遊(藤純子(現:富司純子)さん―京撮の挑戦、京撮の変化
鶴田浩二さん―笑いあり涙ありの「鶴の一声」
美空ひばりさん―夜な夜な遊んだ「ひばり御殿」 ほか)
第三章 刺青絵師まで、刺青絵師のあとで―毛利清二のライフヒストリー(繊維会社に入る
東映京都撮影所に入所
芸名の由来と結婚 ほか)

著者紹介

山本 芳美 (ヤマモト ヨシミ)  
都留文科大学教養学部比較文化学科教授。政治学修士、学術博士(論文)。専門は文化人類学。跡見学園女子大学文化学科卒業後、明治大学大学院政治経済学研究科博士前期課程修了、昭和女子大学大学院生活機構研究科生活機構学専攻博士後期課程単位取得退学。台湾・中央研究院民族学研究所に訪問学員として留学後、都留文科大学専任講師、准教授を経て、現職。1990年代より日本社会と刺青の関係を研究している。化粧文化研究者ネットワーク世話人
原田 麻衣 (ハラダ マイ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程。専門は映画史、映画研究(フランス映画)で、主にフランソワ・トリュフォー作品に関する研究をおこなっている。2021年1月より東映太秦映画村・映画図書室の学芸員として、資料収集、保存、研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)