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少年事件に取り組む 家裁調査官の現場から

岩波新書 新赤版 995

出版社名 岩波書店
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-00-430995-6
4-00-430995-6
税込価格 880円
頁数・縦 212P 18cm

商品内容

要旨

衝撃的な少年事件が報道されている。厳罰化や被害者への対応などが盛り込まれた二〇〇〇年改正少年法がさらに見直されようとしている今、家裁調査官として直接少年たちと向き合ってきた豊富な経験に耳を傾けることは、冷静な議論をつくすために不可欠だろう。調査や審判の実際、悩みをも率直に語りながら、「少年司法」のあり方を考える。

目次

第1章 家庭裁判所の現場から―少年法の考え方
第2章 保護なのか処罰なのか―虞犯事件をめぐって
第3章 少年司法の現在―家庭裁判所の仕事
第4章 年齢という問題―二十歳と十四歳
第5章 真実を発見する―少年事件のむずかしさ
第6章 被害者にどう向き合うか
第7章 非行をどう考えるか

おすすめコメント

豊富な経験を踏まえ、調査や審判の実際、悩みをも含めて、率直に語る。今後予想される少年法見直しの議論にむけて、基礎となる事実を提示。

著者紹介

藤原 正範 (フジワラ マサノリ)  
1954年岡山県生まれ。1977年岡山大学教育学部卒業。2005年まで家庭裁判所調査官を務める。神戸家裁姫路支部主任調査官を最後に退職。鈴鹿医療科学大学助教授。専攻は司法福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)