• 本

間宮兄弟

出版社名 小学館
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-09-387499-1
4-09-387499-9
税込価格 1,430円
頁数・縦 284P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 思わず間宮兄弟を応援したくなる

    間宮兄弟は、世間から見るとオタクと思えるが、穏やかで優しく豊かな生活をおくっています.人付き合いが苦手で、女性との付き合いは特に苦手なふたりの、それぞれの恋がどうなるのか。読者は、恋の成就を願い、二人の穏やかな生活が続く様に願い、二人の破滅が来ないよう祈りたくなります。登場人物の描写も巧みで、引き込まれます.結末もさわやかで、読後に豊かな気持ちさが残ります.

    (2004年12月5日)

商品内容

要旨

だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。“そもそも範疇外、ありえない”男たちをめぐる、江国香織の最新恋愛小説。

おすすめコメント

三十路を過ぎても一緒に暮らす兄 明信と弟 徹信は、共に内気で、モテない三枚目。いわゆるいい人の二人がそれぞれ胸に抱く、ほのかな恋の結末は。女性の心象をきめ細やかに表現してきた直木賞作家 江國香織の“そもそも範疇外、ありえない”男たちをめぐる、最新恋愛小説。

出版社・メーカーコメント

 兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の恋愛小説。

著者紹介

江国 香織 (エクニ カオリ)  
1964年東京生まれ。作家。1989年「409ラドクリフ」で第1回フェミナ賞を受賞。90年に『こうばしい日々』が産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞受賞。『きらきらひかる』で91年紫式部文学賞受賞。2002年に『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年に『号泣する準備はできていた』で第一三〇回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)