書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
私は日常生活の中で「ちょっと今天狗になってるぞ」と思う時、
-
おすすめ度
- すぐじ書店 (長野県長野市)
私は日常生活の中で「ちょっと今天狗になってるぞ」と思う時、 自戒を込めて山本周五郎の作品を読むようにしています。 「人生とは重荷を負うてながい坂をゆくが如く」平侍という 下級武士に生まれた主人公が私利私欲を離れて、藩政改革と いう大きな目標に向かって、一歩一歩孤独で厳しいながい坂を 一人踏みしめていきます。登りきったところに何があるかではなく、 困難にめげずに登ることが大事なんですね。仕事・・・頑張ろ。
(2008年2月19日)
-
おすすめ度
-
おすすめコメント
努力報われた、はずだった。人生の剣ヶ峰で男の出した答えは――。小三郎は八歳の時に経験した屈辱的な事件を胸に秘め、学問と武芸にはげむ。やがて異例の抜擢を受けたもの束の間、藩主継承を巡る策謀に巻き込まれ・・・・・・。“人生”という長い坂を、苦しみながら歩んでいく男の、孤独で厳しい半生を描いた周五郎最期の長篇小説。