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ながい坂 上巻

改版

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-10-113417-8
4-10-113417-0
税込価格 869円
頁数・縦 550P 16cm
シリーズ名 ながい坂

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 私は日常生活の中で「ちょっと今天狗になってるぞ」と思う時、

    私は日常生活の中で「ちょっと今天狗になってるぞ」と思う時、 自戒を込めて山本周五郎の作品を読むようにしています。 「人生とは重荷を負うてながい坂をゆくが如く」平侍という 下級武士に生まれた主人公が私利私欲を離れて、藩政改革と いう大きな目標に向かって、一歩一歩孤独で厳しいながい坂を 一人踏みしめていきます。登りきったところに何があるかではなく、 困難にめげずに登ることが大事なんですね。仕事・・・頑張ろ。

    (2008年2月19日)

おすすめコメント

努力報われた、はずだった。人生の剣ヶ峰で男の出した答えは――。小三郎は八歳の時に経験した屈辱的な事件を胸に秘め、学問と武芸にはげむ。やがて異例の抜擢を受けたもの束の間、藩主継承を巡る策謀に巻き込まれ・・・・・・。“人生”という長い坂を、苦しみながら歩んでいく男の、孤独で厳しい半生を描いた周五郎最期の長篇小説。