• 本

風が強く吹いている

新潮文庫 み−34−8

出版社名 新潮社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-10-116758-9
4-10-116758-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 670P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • ランナーズハイになる快作

    ほとんど素人の学生たちが箱根駅伝出場を目指す話なのですが、これが青春炸裂で面白いのなんの。読みだすと止まらない、ランナーズハイになる作品です。それどころか、読んでいるうちになんだか足がムズムズしてきて、運動音痴も忘れて走り出しくなったり、毎年それほど真剣に見ていなかった箱根駅伝が待ち遠しくてたまらなくなっり…。読むことと走ること、まったく違う二つの喜びと蒼快感を同時にもたらしてくれる快作です!

    (2010年8月21日)

  • 素人が箱根駅伝にチャレンジする青春小説

    寛政大学の学生たちが住む竹青荘いまにも崩れそうなオンボロアパート。その主4年生の清瀬ハイジは住人たちを陸上部に勝手に登録していた。超高校生ランナーだった走(カケル)が入居して住人が10人になったときこのメンバーで箱根駅伝を目指すと無謀な提案をする。2人以外は素人の学生たちが箱根にチャレンジするまでをまっすぐに描く青春小説

    (2009年6月28日)

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商品内容

文学賞情報

2019年 第6回 キミに贈る本大賞受賞

要旨

箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」―純度100パーセントの疾走青春小説。

おすすめコメント

1本の襷にかける友情、キズナ。箱根駅伝の熱いドラマを実感! 奇跡のような出会いから、清瀬灰二と蔵原走は無謀にも運動とは無縁な下宿仲間と箱根駅伝に挑む超ストレートな青春小説。2009年秋映画化。