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会社は誰のものか

新潮新書 121

出版社名 新潮社
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-10-610121-2
4-10-610121-1
税込価格 748円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

ライブドア対フジテレビ、そして西武王国の崩壊―。日本企業が直面する数々の事態は、かくも普遍的な問いを我々に投げかける。いったい会社は誰のものなのか、と。まずは筆者が揺籃期からかかわってきたネット業界を通じて、ポスト産業資本主義の時代の会社、株主、経営者の生態を分析。株式会社のモラル・ハザードとガバナンスの歴史を振り返りながら、専門のブランド論をまじえて「新しい資本主義」の展望を語る。

目次

第1章 ネット企業を考える(「一人勝ち」への恐怖
ウェブ制作からポータルへ ほか)
第2章 会社は誰のものか(株主主権の優勢
アメリカに倣った10年 ほか)
第3章 「会社は化け物」と心得よ(情報格差とモラル・ハザード
南海バブル会社 ほか)
第4章 企業のガバナンスを考える(メインバンクから株主へ
株主の不在―規制産業 ほか)
第5章 新しい資本主義が始まっている(持ち株会社制度が進む
「人的資本」が見直される ほか)

おすすめコメント

古くて新しい究極の問いに、最先端のビジネスの現場から挑む!キーワードはブランド、人材、そして志―。独自の視点で「資本主義の行方」を捉えた、必読の論考。

著者紹介

吉田 望 (ヨシダ ノゾム)  
1956(昭和31)年、東京生まれ。東京大学工学部卒、慶応義塾大学大学院経営学修士。1980年電通入社、2000年に退社後、ノゾムドットネットを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)