• 本

歴代天皇のカルテ

新潮新書 173

出版社名 新潮社
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-10-610173-1
4-10-610173-4
税込価格 836円
頁数・縦 186,32P 18cm

商品内容

要旨

自閉症を疑わせる第11代垂仁帝の皇子、虚弱体質への劣等感から東大寺大仏を建立した第45代聖武帝、菅原道真の怨霊を恐れ神経症となった第60代醍醐帝、今様の歌いすぎで慢性喉頭炎を患った第77代後白河帝、徳川幕府との確執より痔疾に悩まされた第108代後水尾帝…。古代から今上天皇まで125代、その血脈はいかにして受け継がれてきたのか。病歴、死因はもちろん、后妃の数、あるいは精神医学までも徹底的に診断する。

目次

1 疫病調伏のための「大王」―飛鳥・奈良時代
2 怨霊の祟りに置き換えられた病魔―平安時代
3 肖像画に如実に顕れた健康状態―鎌倉〜安土桃山時代
4 幕藩体制の下で―江戸時代
5 現代医学と生活習慣病―明治・大正・昭和
6 病録の章
歴代天皇一二五代カルテ一覧表

著者紹介

篠田 達明 (シノダ タツアキ)  
1937(昭和12)年愛知県生まれ。整形外科の医師にして作家。愛知県心身障害者コロニー・こばと学園園長を務める。一方で四十一歳から小説を書き始め、『法王庁の避妊法』などが直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)