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司馬遼太郎対話選集 2

日本語の本質

文春文庫 し1−121

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-16-766322-3
4-16-766322-8
税込価格 616円
頁数・縦 247P 16cm
シリーズ名 司馬遼太郎対話選集

商品内容

要旨

1980年代後半、「軟体動物みたいな、ビールの泡のような日本語がはびこる」現状や、人を言いくるめたり口喧嘩に勝つための屁理屈の達者さをよしとする風潮を、司馬はしきりに嫌っていたという。第2巻には大岡信との「中世歌謡の世界」、丸谷才一との「日本文化史の謎」等、6篇を収録。さまざまな角度から、日本語の本質に迫る。

目次

中世歌謡の世界(大岡信)
日本文化史の謎(丸谷才一)
空海・芭蕉・子規を語る(赤尾兜子)
日本語その起源の秘密を追う(大野晋)
日本の母語は各地の方言(徳川宗賢)
“人工日本語”の功罪(桑原武夫)

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの蛩音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみちI”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)