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孤独の価値

幻冬舎新書 も−7−2

出版社名 幻冬舎
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-344-98367-0
4-344-98367-X
税込価格 836円
頁数・縦 182P 18cm

商品内容

要旨

人は、なぜ孤独を怖れるのか。多くは孤独が寂しいからだと言う。だが、寂しさはどんな嫌なことを貴方にもたらすだろう。それはマスコミがつくったステレオタイプの虚構の寂しさを、悪だと思わされているだけではないのか。現代人は“絆”を売り物にする商売にのせられ過剰に他者とつながりたがって“絆の肥満”状態だ。孤独とは、他者からの無視でも社会の拒絶でもない。社会と共生しながら、自分の思い描いた「自由」を生きることである。人間を苛む得体の知れない孤独感を、少しでも和らげるための画期的な人生論。

目次

第1章 何故孤独は寂しいのか(孤独とは何か
孤独を感じる条件 ほか)
第2章 何故寂しいといけないのか(寂しさという感覚
孤独を怖れる理由 ほか)
第3章 人間には孤独が必要である(個人でも生きやすくなった
僕はほとんど人に会わない ほか)
第4章 孤独から生まれる美意識(人間の仕事の変遷
わびさびの文化 ほか)
第5章 孤独を受け入れる方法(詩を作ってみよう
逃げ道を探す ほか)

著者紹介

森 博嗣 (モリ ヒロシ)  
1957年、愛知県生まれ。小説家、工学博士。国立N大学工学部建築学科で研究をする傍ら96年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)