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中国・アジア・日本 大国化する「巨竜」は脅威か

ちくま新書 621

出版社名 筑摩書房
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-480-06326-7
4-480-06326-9
税込価格 770円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

「大国」としての存在感を増す中国。農村問題、官僚汚職、メディア規制など、歪んだ社会構造に蝕まれてはいるが、中国の経済成長率が六〜八%を維持するならば、二〇一五年ごろにGDPは日本と肩を並べるだろう。これは、東アジアに日本と中国という二つのパワーが登場することを意味する。そのとき、日中関係はどうあるべきなのか?本書では、反日・反中感情の構造、米中関係の実態、東アジア共同体の可能性などを冷静に分析し、「巨龍」のゆくえを大胆に展望する。中長期的な視点から日中関係を正しくとらえるための必読の書。

目次

序章 日本・東アジアを取り巻く新しい可能性
第1章 反日・反中問題をどう捉えるか
第2章 台頭する中国と病める中国
第3章 対米外交と「和諧」戦略
第4章 東アジア共同体と新国際秩序構想
終章 日本外交をどう展望するか

著者紹介

天児 慧 (アマコ サトシ)  
1947年生まれ。専攻は中国政治、アジア現代史。早稲田大学卒業、一橋大学大学院博士課程修了。社会学博士。外務省専門調査員としての在北京日本大使館勤務などを経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授兼研究科長。朝日新聞アジアネットワーク委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)