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ノルウェーのサーメ学校に見る先住民族の文化伝承 ハットフェルダル・サーメ学校のユニークな教育

出版社名 新評論
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-7948-1128-8
4-7948-1128-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 306P 22cm

商品内容

要旨

スカンジナビア半島北部という自然環境で育まれた少数先住民族「サーメ」、その独特な言語や文化が次世代に継承されつつある。7年間のフィールドワークをもとに、その実態を描く!

目次

序章 サーメを研究する目的―その方法と意義
第1章 ノルウェーにおけるサーメに対する学校教育―歴史的経緯(キリスト教布教時代―1700年代〜1800年代前半
ノルウェーへの同化政策時代―1860年代〜1950年代後半
戦後の復興と福祉国家形成期(1950年以降〜1980年代))
第2章 ノルウェーにおけるサーメ語・文化教育の現状(北サーメ語と南サーメ語の言語状況
基礎学校および後期中等教育に関する法におけるサーメ教育の位置付け
サーメ・ナショナル・カリキュラム
「基礎学校におけるサーメ語教育に関する統計」からの考察
基礎学校におけるサーメ教育
就学前教育におけるサーメ教育
後期中等教育におけるサーメ教育
高等教育におけるサーメ教育)
第3章 ハットフェルダル・サーメ学校の設立と歴史的変遷(南サーメ地域のハットフェルダル
南サーメ地域にサーメ学校ができるまで
ハットフェルダル・サーメ学校の歴史的展開)
第4章 ハットフェルダル・サーメ学校の現状と特徴―サーメ伝統文化継承への教育的戦略(ハットフェルダル・サーメ学校の新たな展開
「学校」としてのハットフェルダル・サーメ学校の意義)

著者紹介

長谷川 紀子 (ハセガワ ノリコ)  
約20年間の英語教師生活から、社会人大学院生として名古屋大学院、教育発達科学研究科に入学。2018年3月、博士後期課程卒業、博士号(教育学)を取得。現在、愛知工業大学、椙山女学園大学、ユマニテク短期大学、ユマニテク医療福祉大学校で非常勤講師として勤務。聖心女子大学特別研究員。研究専門領域:教育人類学、比較教育学、北欧教育学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)