本書は堕天使サタンと悪魔像をモチーフとする美術作品の中から、注目に値する絵画、リトグラフ、写本挿画、エッチング、彫刻など２５０余点の作品を厳選してまとめたもので、長い歴史の中で画家や彫刻家たちが混沌と悪の表現に用いた複雑な図像の意味をテキストにより解き明かし、芸術家と人間の心にひそむ暗黒の部分をあらわにする。

１章　サタンと冥界の軍勢
２章　悪魔の誘惑
３章　怪物と奇妙な生き物
４章　地獄の光景
５章　悪魔の敗北
６章　最後の審判

悪魔をモチーフとした絵画、エッチング、彫刻、写本挿画など、注目に値する２５０余点を収録。