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小学校英語のジレンマ

岩波新書 新赤版 1826

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-00-431826-2
4-00-431826-2
税込価格 924円
頁数・縦 235,6P 18cm

商品内容

要旨

二〇二〇年四月から小学校で教科としての英語が始まる。「日本人の英語力向上の切り札」との期待と、「国語に悪い影響」「英語嫌いが増える」などの根強い反対を経て生まれた「小学校英語」のゆくえは?効果は?導入までの経緯を検証しつつ、教員の負担やグローバル化への対応など未解決の論点を網羅する画期的な一冊。

目次

第1部 小学校英語、これまでの道のり(“第1期”小学校英語前史
“第2期”「実験」の時代
“第3期”模索の時代―多様性とカオスの小学校英語
“第4期”「外国語活動」の誕生
“第5期”教科化・早期化に向けて)
第2部 小学校英語の展望(現在までの改革の批判的検討
どんな効果があったのか
グローバル化と小学校英語
教員の負担とさまざまな制約)

おすすめコメント

二〇二〇年四月から小学校五・六年で正式教科としての英語が、三・四年で必修の「外国語活動」が始まる。グローバル化時代には必須との大きな期待と根強い反対を経て生まれた「小学校英語」はどこへ向かうのか。実際、どんな効果が見込めるのか。約三〇年の改革の経緯、教える負担の大きさなど、未解決の論点を網羅する画期的な一冊。

著者紹介

寺沢 拓敬 (テラサワ タクノリ)  
1982年長野県塩尻市生まれ。東京都立大学人文学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。関西学院大学社会学部准教授。研究領域は、言語社会学、応用言語学、日本社会における外国語をめぐる政策・制度・言説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)