• 本

戦国無頼

改版

角川文庫 い5−9

出版社名 角川書店
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-04-121639-2
4-04-121639-7
税込価格 859円
頁数・縦 494P 15cm
シリーズ名 戦国無頼

商品内容

要旨

天正元年(1573年)、陥落目前の小谷城には、佐々疾風之介と立花十郎太、鏡弥平次がいた。疾風之介は自分を慕う女、加乃を十郎太に預け、2人を城外へ逃がす。残った疾風之介は織田勢に斬られ瀕死の傷を負うが、野武士の娘・おりょうに助けられ、生き延びた。弥平次も一命を取り留めたが、やがて海賊の長に。一方、十郎太は共に逃げるうちに加乃に惹かれていき…。無常な争乱の世を舞台に、男女の数奇な運命を描く戦国ロマン。

出版社・メーカーコメント

戦乱の荒野に息づく、燃える恋と忍ぶ恋。小谷城落城で落ち延びた剣の達人・佐々疾風之介と立花十郎太、鏡弥平次の3人に、疾風之介を慕う加乃、彼を助けるおりょうの恋模様。戦国争乱の時代に邂逅と別れを余儀なくされる男女の生き様をダイナミックに描く。

著者紹介

井上 靖 (イノウエ ヤスシ)  
1907年、北海道旭川に生まれる。京都帝国大学哲学科卒業。大阪毎日新聞社学芸部に勤務の傍ら、「闘牛」「猟銃」を発表。50年、「闘牛」で第22回芥川賞を受賞。51年に同社を退社後、精力的な執筆活動を開始、多彩で詩情豊かな名作を次々と生み出す。76年文化勲章を受章。代表作に『天平の甍』(昭和32年度第8回芸術選奨文部大臣賞受賞)『孔子』(89年第42回野間文芸賞受賞)『淀どの日記』(61年第14回野間文芸賞受賞)など多数。91年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)