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日本語を書く作法・読む作法

角川文庫 あ7−21

出版社名 角川書店
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-04-157627-4
4-04-157627-X
税込価格 565円
頁数・縦 221P 15cm

商品内容

要旨

文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた…子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集。

目次

第1部 書く作法(告白的文章作法
「直筆」の手紙力「縦書き」の効果
昔はみんな手で書いた
私の文字生活
まねて覚える敬語かな ほか)
第2部 読む作法(珍しい読書体験
一生の楽しみ
小学校で英語を教えるの?
朗読事始め
短編小説の魅力 ほか)

著者紹介

阿刀田 高 (アトウダ タカシ)  
1935年東京生まれ。作家。早稲田大学文学部卒。著書に、短篇集『ナポレオン狂』(直木賞受賞)ほか、『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)