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傘の自由化は可能か

角川文庫 お49−5

出版社名 角川書店
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-04-374005-5
4-04-374005-0
税込価格 748円
頁数・縦 363P 15cm

商品内容

要旨

駅やコンビニや飲み屋に、使いたい人がいつでも使用できる「自由な傘」を置いておく―パリのカフェで、札幌に向かう寝台列車で、日曜日の西荻窪の路上で、泡のように浮かんでくる思い。小説デビュー作『パイロットフィッシュ』で主人公の青年も夢みたシステムは、現実でも可能なのか?表題エッセイのほか、旅や言葉、本や大好きな周囲の人々など、作家ならではの思索的日常をさりげなくスケッチしたエッセイ集。

目次

ヨーロッパの空(カフェのおきて
白い泡から生まれてくるもの ほか)
記憶の湖(社会への抵抗
「親友」が遺した言葉 ほか)
言葉の宇宙(一本の大木
読もうとして読まなかった本 ほか)
世界の端で(優しさを忘れない
不況を楽しむ ほか)

出版社・メーカーコメント

ナイーブで静謐な日々の思索を綴った爽快エッセイ集!執筆、旅、懐かしい思い出、人物、本、社会……。作家の目がとらえた、世界のかけらを慈しむようなエッセイ集。

著者紹介

大崎 善生 (オオサキ ヨシオ)  
1957年、札幌市生まれ。2000年、デビュー・ノンフィクション『聖の青春』で新潮学芸賞を、翌年には第2作『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。また、02年には初の小説作品『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞する。ジャンルを超えて紡ぎ出される情感あふれる物語世界が多くの読者の支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)