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柄谷行人中上健次全対話

講談社文芸文庫 かB9

出版社名 講談社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-06-290120-8
4-06-290120-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 263P 16cm

商品内容

要旨

1968年、遠藤周作が編集長をつとめる「三田文学」編集室に若い批評家と小説家が呼び出された。この奇蹟の出会いによる鮮烈な印象は、互いの記憶に深く刻みこまれた。やがて日本文学の立役者となった二人は、常に相手を、さらに世界を強く意識し、「協働」するに至る―全対談と往復書簡を収録する画期的な対話集。常に世界的視野で表現を続けた批評家と作家の軌跡。

目次

文学の現在を問う
小林秀雄を超えて
批評的確認―昭和をこえて
路地の消失と流亡
中上健次への手紙
柄谷行人への手紙

著者紹介

柄谷 行人 (カラタニ コウジン)  
1941・8・6〜。評論家。兵庫県生まれ。1965年、東京大学経済学部卒業。67年、同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授など歴任。また、批評誌「季刊思潮」「批評空間」を創刊
中上 健次 (ナカガミ ケンジ)  
1946・8・2〜1992・8・12。小説家。和歌山県生まれ。新宮高校卒。14歳の時に生徒会誌に「帽子」を発表以来、詩、戯曲、小説を執筆。1976年、『岬』で第74回芥川賞、77年、『枯木灘』で毎日出版文化賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞を受賞。アメリカ、熊野、ソウルを廻り旺盛な作家活動をくりひろげる。90年からは熊野大学を開講。ガンのため故郷新宮に戻り逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)