
クルド人もうひとつの中東問題
集英社新書 0149
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2002年7月 |
ISBNコード |
978-4-08-720149-9
(4-08-720149-X) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 203P 18cm |
商品内容
要旨 |
祖国なき最大の民といわれるクルド人。居住地域はクルディスタンと呼ばれ、おもにトルコ、イラン、イラクにまたがり、面積はフランス一国にも匹敵する。さらにその人口は二五〇〇万人とも推定され、パレスチナ人約八〇〇万を大きくしのぐ。クルドの名は、古代シュメールにまで遡り、かのイスラムの英雄サラディンもクルド人であった。十九世紀末以降、自治、独立を求める戦いを激しく繰り返すが、常に居住国の中央政府、西欧列強、近隣諸国の利害に翻弄されつづけ、分断されてきた。九一年の湾岸戦争後、クルドはようやく日本でも報道されるようになるが、問題の大きさに比べて、その認識はまだまだ低い。本書は、パレスチナとならぶ中東地域における大きな火種のひとつ、クルド問題に光をあてるものである。 |
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目次 |
クルドの地を訪れて |
出版社・メーカーコメント
クルド人は祖国なき最大の民と呼ばれる。その人口は、パレスチナ人をはるかにしのぎ、2500万人と推定され、中東地域の大きな火種の一つである。本書は、クルド問題理解への最良の入門書といえる。