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政党が操る選挙報道

集英社新書 0397

出版社名 集英社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-08-720397-4
4-08-720397-2
税込価格 770円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

二〇〇五年の衆院選は、「コミュニケーション戦略(コミ戦)」が試みられた、史上初の選挙となった。キーパーソンは、NTT出身の自民党議員・世耕弘成。民間企業の広報PRを政治の場に応用すべく結成された「チーム世耕」は、徹底した危機管理と情報操作で、ついには自民党を大勝利に導く。二大政党の一翼とされる民主党もコミ戦に着手している今、私たちはどのように政治報道に向き合えば良いのか?本書は、四半世紀もの間テレビメディアの世界で生きてきた著者が、政党によるメディア・コントロールの手法を具体的かつ詳細に暴いた、選挙前の必読書である。

目次

第1章 日本政治に初めて本格的“コミ戦”誕生!―歴史的転換点二〇〇五総選挙(自民党大勝の陰で進められたコミ戦全貌
コミ戦の仕掛け人 ほか)
第2章 コミ戦の起点は政治改革とともに―テレビが飲み込まれていった“失われた一〇年”(起点は一九九三年!政治がテレビを利用し始めた…
スキャンダルは格好のテレビネタ ほか)
第3章 コミ戦は日本の政治に根づくか―自民党vs民主党のコミ戦バトル(意外にも先行していた民主党コミ戦
コミ戦は、先に争点を作ること… ほか)
第4章 テレビメディア敗戦―政治や選挙報道とどう向き合うか(小泉最後のコミ戦
“言わない”ことで引きつける ほか)

出版社・メーカーコメント

あなたの一票はこうやって誘導されている二〇〇五年衆院選で自民党を大勝に導いた「チーム世耕」のコミュニケーション戦略の全貌とは? 自由な(はずの)投票行為を巧みに操作する、政党のテクニックを具体的に詳述。選挙時の必読書!

著者紹介

鈴木 哲夫 (スズキ テツオ)  
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒。放送記者、ディレクター、プロデューサー、ビデオジャーナリスト。テレビ西日本報道部、フジテレビ報道センター政治部、東京MXテレビ、朝日ニュースター報道制作部を経て、2007年より日本BS放送勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)