• 本

またたび峠

小学館文庫 ふ10−5

出版社名 小学館
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-09-408374-3
4-09-408374-X
税込価格 681円
頁数・縦 390P 16cm

商品内容

要旨

江戸。安政二年。紙卸商の跡取り息子・ジスケは、六歳の時に奇怪な巨大猫・鮒丸が逃げて以降、運気が下がり続けていた。周囲の婦女子の目線を奪う眉目秀麗なる男に成長したものの、終には着の身着のままの夜逃げをする羽目に。橋の袂の川原で死を待つばかりと相成ったジスケだったが、千里眼で名を馳せた塵点寺の謎の和尚に寺男として拾われる。救われた命、仏門に捧げよう、と日々の勤めをまじめに続けていたが、鮒丸と再会。ある晩、猫が枕元で告げる。自分は極楽浄土で普賢大菩薩の孫となる妖怪である。ただちに一緒に旅に出ろ、と―。

おすすめコメント

紙卸商の跡取り息子ジスケは、奇怪な巨大猫・鮒丸が逃げてから不遇が続いた。ある日のこと。失せたはずの鮒丸が枕元で告げる。自分は極楽浄土で普厳大菩薩の孫の手となる妖怪である。直ちに一緒に旅に出ろ、と−−。

出版社・メーカーコメント

江戸。安政二年。紙卸商の跡取り息子・ジスケは、6歳の時に奇怪な巨大猫・鮒丸が逃げて以降、運気が下がり続けていた。周囲の婦女子の目線を奪う眉目秀麗なる男に成長したものの、終には着の身着のままの夜逃げをする羽目に。橋の袂の川原で死を待つばかりと相成ったジスケだったが、千里眼で名を馳せた塵点寺の謎の和尚に寺男として拾われる。救われた命、仏門に捧げよう、と日々の勤めをまじめに続けていたが、鮒丸と再会。ある晩、猫が枕元で告げる。自分は極楽浄土で普賢大菩薩の孫となる妖怪である。ただちに一緒に旅に出ろ、と――。

著者紹介

藤谷 治 (フジタニ オサム)  
1963年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。下北沢で本のセレクトショップ「フィクショネス」を経営。03年、「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)