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兵士に告ぐ

小学館文庫 す7−4

出版社名 小学館
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-09-408461-0
4-09-408461-4
税込価格 723円
頁数・縦 412P 16cm

商品内容

要旨

中国の調査船が頻繁に行き来し、北朝鮮の工作船が監視をかいくぐり海岸線への接近を図る―ここ十年で空気が緊迫した、対馬海峡から東シナ海へと跨る日本の領海。このレッドゾーンに点々と浮かぶ南西諸島の防衛のため、2002年3月、長崎で西部方面普通科連隊が産声を上げた。全国から精鋭六百名を集めた通称「西普連」は、米海兵隊との共同訓練を開始し、イラクへも隊員を派遣する…。冷戦後の組織改編を象徴する部隊への密着取材を通じ、米軍との際限なき一体化にひた走る自衛隊と、危うい日本の行く末を描き出す本格ノンフィクション。

目次

第1部 西部方面普通科連隊(看板に偽りあり
秘密部隊
訓練展示
東シナ海
水路潜入
離島防衛
上番)
第2部 「日米軍」(聖域
連接
杜リック
海兵隊
国旗
ミリミリ)
第3部 戦後(連隊消滅
屯田兵
中隊長の妻
護憲の軍隊
問題隊員)
第4部 最前線(隊旗授与式
日本刀中隊長
オタク
志願
面接
再会
告別)

出版社・メーカーコメント

中国の調査船が頻繁に行き来し、北朝鮮の工作船が監視をかいくぐり海岸線への接近を図る――ここ10年で空気が緊迫した、対馬海峡から東シナ海へと跨る日本の領海。このレッドゾーンに点々と浮かぶ南西諸島の防衛のため、2002年3月、長崎で西部方面普通科連隊が産声を上げた。 全国から精鋭600名を集めた通称「西普連」は、米海兵隊との共同訓練を開始し、イラクへも隊員を派遣する……。 冷戦後の組織改編を象徴する部隊への密着取材を通じ、米軍との際限なき一体化にひた走る自衛隊と、危うい日本の行く末を描き出す本格ノンフィクション。

著者紹介

杉山 隆男 (スギヤマ タカオ)  
1952年東京生まれ。一橋大学社会学部卒業。読売新聞社記者を経て、著作活動に入る。86年に『メディアの興亡』で大宅壮一ノンフィクション賞を、96年に『兵士に聞け』で新潮学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)