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指の値段

新潮文庫 わ−1−34 あとの祭り

出版社名 新潮社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-10-117634-5
4-10-117634-5
税込価格 482円
頁数・縦 277P 16cm

商品内容

要旨

「まさに鈍さは才能、いまもっとも求められているのは、鈍感力である」と説く著者による、意表を衝き正鵠を射るエッセイ集。川端康成の『雪国』で、主人公の男が「こいつが一番よく君を覚えていたよ」と芸者に示すのは、人差し指より中指の方がいいのでは?世に言う「男らしい」のは、むしろ女性ではないか?究極の純愛とは、不倫関係の中だけにある。

目次

いま、お二人は
夫の帰宅時間
捕虜虐待で得たもの
曾我さんのチュウ
幼稚なお坊ちゃま
上海を行く
「可愛い」の内側
『世界の中心で…』を読む
指の値段
ヨン様の子供ばかり?〔ほか〕

著者紹介

渡辺 淳一 (ワタナベ ジュンイチ)  
1933(昭和8)年、北海道砂川市生れ。札幌医科大学卒。同大学整形外科講師となる。’65年「死化粧」で新潮同人雑誌賞を受賞。’69年札幌医科大学講師を辞して上京、作家専業となる。’70年「光と影」で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)