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箸の上げ下ろし

新潮文庫 さ−23−8

出版社名 新潮社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-10-135118-6
4-10-135118-X
税込価格 440円
頁数・縦 213P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 『食』についてつづられたエッセイというものは、誰にでも必ず関わりのあるテーマなので読みやすいものであることはたしかなのですが、誰もが関わる事柄だからこそ当たり前に誰もが思いつくことだけではなく、少し変わった角度からの変化球のような文章に心をくすぐられました。 わたしも、『旅先での朝食は普段よりもたくさん食べてしまう』ひとりです。

    (2007年9月18日)

商品内容

要旨

食べる。―あまりにも日常的なこの出来事に、クールな観察者・サカイが斬り込む。曰く、男が作るカレーとは、絶対にケチをつけてはいけない料理である。究極のダイエットとは、太ったことに気づかぬこと。嗜好の変化は、食べ物でも人でも、ずっと同じ対象を好きではいられぬ無常を実感させる、等々。「食」を通して、人間の思いがけない本音と習性をあぶり出す軽妙エッセイ。

目次

場所いろいろ(料理教室
カフェ ほか)
道具いろいろ(料理本
おろしがね ほか)
郷愁いろいろ(おむすび
エビフライ ほか)
場合いろいろ(テーブル
男のカレー ほか)

著者紹介

酒井 順子 (サカイ ジュンコ)  
1966(昭和41)年東京生れ。立教大学社会学部観光学科卒。コラムニスト。高校在学中に泉麻人氏に見込まれ、雑誌に連載を持つ。大学、3年間の会社員時代も、本業を満喫しつつ複数の連載をこなし、円満退職後、ついに本職に。若い女性を中心に“酒井節”のファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)