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教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化

中公新書 1704

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-12-101704-8
4-12-101704-8
税込価格 968円
頁数・縦 278P 18cm

商品内容

要旨

一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。

目次

序章 教養主義が輝いたとき
1章 エリート学生文化のうねり
2章 五〇年代キャンパス文化と石原慎太郎
3章 帝大文学士とノルマリアン
4章 岩波書店という文化装置
5章 文化戦略と覇権
終章 アンティ・クライマックス

おすすめコメント

1970年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になった後まで常識として行き渡っていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀の間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に焦点を当てている。

著者紹介

竹内 洋 (タケウチ ヨウ)  
1942年(昭和17年)、新潟県に生まれる。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了、関西大学社会学部教授、京都大学教育学部教授を経て、現在、同大学大学院教育学研究科教授。放送大学客員教授。専攻・教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)