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西洋美術の歴史 2

中世 1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-12-403592-6
4-12-403592-6
税込価格 4,180円
頁数・縦 607P 18cm
シリーズ名 西洋美術の歴史

商品内容

要旨

西欧初期中世の美術は、地中海世界の伝統とケルト、ゲルマン、オリエントの躍動的な出会いだった。具象と抽象が織りなす独創的なキリスト教美術が誕生し、古代ローマの遺産は新たな王国に正統性を与えた。一方、千年にわたるビザンティン美術は、イコン破壊令という試練を経て、神の表現を極め、壮麗な聖堂や繊維なモザイク、写本装飾に結晶させた。精緻な構想による聖堂壁画は幾重もの意味を担い、ビザンティン人の精神を今に伝える。

目次

第1部 西欧初期中世の美術(初期キリスト教美術とは何か
西ローマ帝国の崩壊と異民族の躍動
古代復興の理念と現実)
第2部 ビザンティン美術(ビザンティンとは何か
哀しみの美術
イコノクラスム
写本挿絵
聖堂装飾のシステム
ある修道院の物語)

おすすめコメント

古代ローマの伝統と諸民族の出会いから生まれた初期中世美術。神の表現を極めたビザンティン美術。異なる道を辿った双方の展開に迫る。

著者紹介

加藤 磨珠枝 (カトウ マスエ)  
1966年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。現在、立教大学文学部教授。専門は西洋初期中世美術史
益田 朋幸 (マスダ トモユキ)  
1960年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学。テサロニキ大学Ph.D(美術史)。現在、早稲田大学文学学術院教授。専門はビザンティン美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)