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沈黙のパレード

出版社名 文藝春秋
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-16-390871-7
4-16-390871-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 440P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 沈黙のパレード

    超人気ガリレオシリーズの最新書き下ろし作品。失踪した歌手を目指していた女性をめぐる復讐劇。科学的トリックに複雑な人間模様が絡み合い、二転三転として読む手を休ませない東野圭吾のストーリーテラーぶりはさすが。あまりの密度の濃さに、長編であることをついぞ忘れさせてしまうほどの吸引力は東野作品ならではだろう。映像化間違いなし。今のうちに読んでしまって、アメリカ帰りのガリレオとの再会を楽しみに待ちましょう。

    (2018年12月9日)

商品内容

要旨

突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。

おすすめコメント

第1作『探偵ガリレオ』刊行から20年――再始動!今度の相手は街の人たち全員だ

出版社・メーカーコメント

『ガリレオ、再始動!』

シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売! 容疑者は彼女を愛したふつうの人々。 哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。 突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。 容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。 だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。 さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。 かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。 パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。 殺害方法は?アリバイトリックは? 超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。 第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。 シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。

著者紹介

東野 圭吾 (ヒガシノ ケイゴ)  
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、13年、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、14年、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)