• 本

TOKYOデシベル

文春文庫 つ12−4

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-16-761204-7
4-16-761204-6
税込価格 946円
頁数・縦 308P 16cm

商品内容

要旨

騒音測定の仕事をしている青年は恋人の心がつかめなくて、彼女の留守番電話のメッセージを盗聴している(「音の地図」)。幻聴に襲われるレコード会社の辣腕ディレクター、神の音を求める男(「グラスウールの城」)。心の奥底に響く真の音、音楽とは?都市の音に託された青年の孤独と愛を描ききった異色の傑作作品集。他に一篇収録。

著者紹介

辻 仁成 (ツジ ヒトナリ)  
1959年、東京生まれ。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞、97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年「白仏」の仏語翻訳版「Le Bouddha blanc」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人としては初めて受賞。文学以外の分野でも幅広く活動し、監督・脚本・音楽を手がけた映画「千年旅人」「ほとけ」「フィラメント」でも注目を集める。2003年より渡仏。現在は拠点をフランスに置き、創作活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)