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半島

文春文庫 ま19−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-16-770302-8
4-16-770302-5
税込価格 723円
頁数・縦 345P 16cm

商品内容

要旨

勤めていた大学に辞表を出し、寂れた島に仮初の棲み処を求めた迫村。月を愛でながら己の影と対話し、南方から流れついた女と愛し合い、地下へ降りて思いがけぬ光景を目にし、現実とも虚構ともつかぬ時間が過ぎていく。この自由も、再生も、幻なのか?耽美と迷宮的悦楽に満ちた傑作長篇。読売文学賞受賞作。

著者紹介

松浦 寿輝 (マツウラ ヒサキ)  
1954(昭和29)年東京生まれ。東京大学教授(表象文化論・仏文学)、詩人、小説家。詩集『冬の本』で88年高見順賞受賞。評論『エッフェル塔試論』で95年吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2000年『知の庭園―19世紀パリの空間装置』で芸術選奨文部大臣賞受賞。同年「花腐し」で芥川賞受賞。05年『あやめ鰈ひかがみ』で木山捷平文学賞、『半島』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)