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1時間でわかるカラヴァッジョ カラー版

宝島社新書 601

出版社名 宝島社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-299-00439-0
4-299-00439-6
税込価格 1,390円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

カラヴァッジョは西洋美術史上最大の巨匠であり、イタリアが世界に誇る天才画家である。日本でも人気の高いフェルメールやレンブラント、ベラスケスやルーベンスといった巨匠たちも、カラヴァッジョがいなければ登場しなかった。それは彼が、西洋美術の黄金時代ともいえる17世紀バロック美術の礎を作った人物だからである。その様式や技法によって、彼は西洋美術史上、最も大胆な改革をなし遂げた存在でもあった。血と犯罪に彩られ、殺人と逃亡というすさんだ生活のなかから見事な芸術作品を生み出したカラヴァッジョ。最期は熱病に侵され、38年間の人生を閉じた。波乱に富んだ天才画家の足跡を辿りながら、深い闇と聖なる光を帯びた名画の魅力について余すところなく紹介する。

目次

1 ミラノからローマへ 修業時代
2 聖マタイ伝連作で大成功
3 イタリア南部逃亡時代

出版社・メーカーコメント

バロック美術を代表する画家・カラヴァッジョについて、豊富な図版とともに監修者が解説する「カラヴァッジョ入門」です。殺人事件を起こして逃避行するなど、波乱に富んだ天才画家の生涯と、代表作の味わい方を紹介します。

著者紹介

宮下 規久朗 (ミヤシタ キクロウ)  
1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。美術史家。2005年『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)