• 本

味を訪ねて

出版社名 河出書房新社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-309-02009-9
4-309-02009-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 176P 20cm

商品内容

要旨

バイキング形式の朝食は敬遠し、市場の食堂でその土地の味に舌鼓をうつ。けっして、グルメではない。押しつけがましい料理人も困る。高価な珍味もまた。何気ない、下町の懐かしい味を求めて。しばしの憩い、酒と食べもの。取材先で出合った、地元の人しか知らない路地裏の味。

目次

ペテン
タラバ蟹の記憶
梅干しにカツオ
味覚極楽
苦しいときの鮨だのみ
カステラの手づくり三百五十年の味
長崎半島でフグとカマボコ
舌の味
宇和島の不思議なうどん屋
美しき村に家族と遊ぶ〔ほか〕

出版社
商品紹介

単行本未収録エッセイ集、初めての「食べもの編」。蘊蓄を語らず、東京下町の味と、取材旅行で立ち寄った各地のお気に入り、酒等。

著者紹介

吉村 昭 (ヨシムラ アキラ)  
1927年、東京生まれ。小説家。東京開成中学を肺結核のため休学。卒業後、長兄の会社で働いた後、終戦後に学習院大学中退。在学中に同人誌『学習院文芸』(後に『赤絵』)に参加。1958年、短編集『青い骨』を刊行。『星への旅』(太宰治賞)、『深海の使者』(文藝春秋読者賞)、『ふぉん・しいほるとの娘』(吉川英治文学賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『破獄』(読賣文学賞・芸術選奨文部大臣賞)、『天狗争乱』(大佛次郎賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)