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昭和の大戦とあの東京裁判

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-309-03029-6
4-309-03029-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 395P 20cm

商品内容

要旨

自虐史観を脱し、愛国主義に堕さず。満州事変勃発の年に生まれ、戦中に少年時代を過ごした比較史の大家が、日米の資料を駆使して複眼的な視点で再検証。第37回正論大賞受賞。

目次

あらためて「あの戦争」と東京裁判について考える
敵国日本にまつわる誤解ははたして解けたか
知日派の見方は通らず
日本占領目的達成のために
あの頃の私
精神面の日本非武装化
米国の痼疾としての宣教師的偏見
適者生存の時代
米国の眼で日本を裁く
外国で日本について語る
インドやビルマから見た「あの戦争」
大東亜解放
石油
ドイツと日本とインドの場合
キーナン検事と東條被告
戦犯裁判について新聞は何と言ったか
後世が下す判決
戦後民主主義世代
南北戦争の場合
戦中の検閲と戦後の検閲
東京裁判を語る平川の背景―あとがきに代えて

出版社・メーカーコメント

昭和の戦争と東京裁判の是非について、連合国側と日本側の異なる言語文化の資料を再検証することで浮かび上がる、知られざる過去の姿。同時代を生きた比較史家の泰斗がおくる渾身の書。

著者紹介

平川 〓弘 (ヒラカワ スケヒロ)  
1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。フランス・イタリア・ドイツに留学し、北米・フランス・中国・台湾などで教壇に立つ。『小泉八雲 西洋脱出の夢』『東の橘 西のオレンジ』でサントリー学芸賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞、『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞、『西洋人の神道観 日本人のアイデンティティーを求めて』で蓮如賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)