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鹽津城

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-309-03936-7
4-309-03936-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 259P 20cm

商品内容

要旨

結婚記念日に夫から贈られた植木は、「贈り主様にそっくりな『花』」をつける不思議な木―「未の木」。少年は、言葉の力で世界を紡ぐことができた―「ジュヴナイル」。四十年前、現政権が発足した日に大災害が生じたあの地へと、私は帰ってきた、なぜ?―「流下の日」。山腹に生じた緋色の世界に迷いこんだ末に―「緋愁」。“うみの指”に襲われる世界と、私の世界―「鎭子」。“しお”に覆われゆく風景、“しお”に病みゆく身体、“しお”と共存する人々、ささやかな日常から織りなされる歴史―「鹽津城」。日本SF大賞2冠作家・飛浩隆、8年ぶり待望の作品集。

著者紹介

飛 浩隆 (トビ ヒロタカ)  
1960年、島根県生まれ。島根大学卒。81年、「ポリフォニック・イリュージョン」で第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選、「SFマガジン」に掲載されデビュー。83年から92年にかけて同誌に短編10編を発表。10年の沈黙を経た2002年、『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』を発表、一躍脚光を浴びる。05年、『象られた力』で第26回日本SF大賞、07年、『ラギッド・ガール 廃園の天使2』で第6回Sense of Gender賞大賞、18年、『自生の夢』で第38回日本SF大賞、19年、『零號琴』で第50回星雲賞日本長編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)