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歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-309-20875-6
4-309-20875-4
税込価格 2,915円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

通りを、アスファルトを、山道を、海岸沿いを、並んで、ひとりで、知覚を冴え渡らせ、無と化し、鳥の声に耳を澄ませ、寡黙に、饒舌に、物悲しく、意気揚々と、自由を求め―歩く。自分の人生を、主体的に歩き続けるとはどういうことだろう?古今東西の作家、音楽家、思想家たちの言葉に触れながら思策を深める渉猟の記録。現代ノルウェー文学の金字塔的作品、ついに邦訳!!

目次

第1部(とある通りからはじめてはどうだろう?
堕落する
歩き出す前に
どうしようもないリビング
消える夢 ほか)
第2部(スポーツとエンターテインメント
ジャコメッティと娼婦
ランボーの辿った道
旅はどうやってはじまるのだろう?
道を探す ほか)

出版社・メーカーコメント

「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における”世界文学の道先案内人”が、作家達の言葉に触れながら思索を深める哲学紀行。現代ノルウェーの金字塔的作品。

著者紹介

エスペダル,トマス (エスペダル,トマス)   Espedal,Tomas
1961年、ノルウェーのベルゲン生まれ。1988年『香水からの野生的な逃避』(未邦訳)で作家デビュー。2009年『芸術に逆らって』(未邦訳)でノルウェー文学批評家賞を受賞。2011年『自然に逆らって』(未邦訳)ではノルウェーで最も権威ある文学賞、ブラーゲ賞を受賞した。言葉と文学に溢れた人生を生きたいという思いを持つがゆえ、文学について時に歯に衣着せぬ物言いで新聞をにぎわす一面も持つ
枇谷 玲子 (ヒダニ レイコ)  
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。在学中の2005年に翻訳家デビュー。北欧の書籍の紹介に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)