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『忘れられた日本人』の舞台を旅する 宮本常一の軌跡

出版社名 河出書房新社
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-309-22444-2
4-309-22444-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

日本各地、文字通りの津々浦々を歩きに歩いた宮本の金字塔『忘れられた日本人』。その舞台一〇箇所を、二度三度ていねいにたどり直し、宮本が会った人、その縁者に取材し続けた、宮本民俗学を今につなぐ若き民俗学徒が脚で拓いた、新たなフィールドの紀行。

目次

1 ふるさとの島より―「私の祖父」「世間師(一)」山口県大島郡東和町長崎(現周防大島町)の旅
2 世間師に会いにゆく―「世間師(二)」大阪府河内長野市滝畑の旅
3 文字をもつということ―「文字をもつ伝承者(一)」島根県邑智郡瑞穂町田所鱒渕(現邑南町)の旅
4 篤農家の消えたあとで―「文字をもつ伝承者(二)」福島県いわき市平北神谷の旅
5 それぞれの「土佐源氏」―「土佐源氏」高知県高岡郡檮原町茶屋谷の旅
6 山に生きる人びと―「土佐寺川夜話」高知県土佐郡本川村寺川(現吾川郡いの町)の旅
7 海をひらいた人びと―「梶田富五郎翁」長崎県下県郡厳原町浅藻(現対馬市)の旅
8 島の文化―「対馬にて」「村の寄りあい」長崎県上県郡上県町伊奈・佐護・佐須奈(現対馬市)の旅
9 現代版「名倉談義」「名倉談義」愛知県北設楽郡設楽町名倉の旅
10 ふたたび島へ「女の世間」「子供をさがす」山口県大島郡東和町長崎・沖家室島、久賀町(現周防大島町)の旅

著者紹介

木村 哲也 (キムラ テツヤ)  
1971年、高知県生まれ。高校卒業と同時に宮本常一『忘れられた日本人』と出会い、以後宮本の足跡をたどる旅をつづける。神奈川大学大学院歴史民俗学資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。2004年より周防大島文化交流センター学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)