延びすぎた寿命 健康の歴史と未来
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2022年4月 |
ISBNコード |
978-4-309-22853-2
(4-309-22853-4) |
税込価格 | 3,190円 |
頁数・縦 | 330P 20cm |
商品内容
要旨 |
本書がこれから語るのは、おもに、一本調子で上昇する寿命カーブに隠された3つの現象、すなわち健康の決定要因は変化すること、社会の改善はときに人間に不利益をもたらすこと、そして将来の健康はほとんど予想不能なこと、である。私たちがしばしば経験する推論のバイアスにより、これからも寿命は延び続けると思いがちである。しかしながら、この傾向は不確実になっている。近年の人間は自らの発展に気をとられているうちに、意図せずして2種類のリスクを出現させた。それらのリスクはあまりに大きく、メタ問題になっている。それは行動と環境に関するリスクである。それらはすでに、人間の健康に想像もつかないほどの負荷をかけており、死者や病気を増やして人間をますます不幸にしている。 |
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目次 |
1部 微生物の時代(先史時代から工業化以前の時代まで―平均余命三〇年 |
出版社・メーカーコメント
人類の寿命は後退期に突入した!? 平均寿命が30歳だった18世紀から、現在の長寿社会まで、寿命の引き延ばしの歴史。生物学、医学、環境、行動の4つの角度から検証した画期的な本。